声優史学

声優さんとお酒

三森すずこさんの2ndライブ「Fun! Fun! Fantasic Funfair!」に参加した話

掲題の通り、三森すずこさんの2ndライブに参加してきました。
僕がチケットを得られたのは結局6/28と7/11のみでした。
6/27外した時は死ぬかと思ったけど、その後当日券も取れなくてまた死ぬかと思ったけど、結果的に2/3得られたので良しと思い直して。

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前から4列目とかいう近さ、もう当分ないだろうなぁ…という思いを噛み締めていざ舞浜。 

 


今回のライブ、端的に言うとアルバム「Fantasic Funfair」を演出極大パワーアップしてライブにしたようなものでした。

声優「三森すずこ」のイベントというよりは、彼女の2ndアルバムの世界観を再現するべくセッティングされたショーが今回のライブで、三森すずこさんも、バックダンサーや舞台装置と同様に(後述しますが、考えようによっては観客もこの中に含まれる)、あくまでそのキャストの1人であり、構成要素の1つに過ぎない、と感ました。

 

しかしながら、そのような1つのショーを構成するパーツとして、つまり役者としてのパフォーマンスの高さに関して言うと、やはり、もう、三森すずこさんは最高としか。
三森すずこさんはこのショーのメインキャストであり、移動式遊園地の支配人という肩書(設定?)を持ってはいるが、演出、舞台装置、バックダンサー、全て揃ってのショーを魅せるということが主眼に据えられていると強く感じました。

 

そのようなことを感じる要因の1つが、バックダンサーの人数の増加です。普通、声優さん自身をフィーチャーさせるようなライブであれば、バックダンサーなんてそんなに必要ないわけで、それでも昨年の1stツアーよりもたくさんの人数(8人!)をバックダンサーに起用した(そこにコストをかける選択をした)ということは、つまりバックダンサーも合わせてのショー、という構成され方と言えますね。

 

もう1つ、同様にHeart Collectionという曲における特殊な演出についても触れたいと思います。この曲が始まるときに、観客にライトを消せという指示があり、ステージには薄いカーテンが引かれ、三森さんはその奥で歌うという、この手のライブとしては前代未聞の演出でした。

 

元々、公式からライトの色に関する指示はあり、オタクも含めて1つのステージを作りましょうねという意思は表明していたものの、まさかその延長で「消せ」という指示までするとは…という。

 

不意に刺さる推し曲を楽しむ、改チアを振り回す、いろいろなライブの楽しみ方があるとは思うのだけど、その点、三森さんのライブはある程度楽しみ方を限定してしまっているので、この「観客もキャストの一部」哲学には賛否両論あるとは思いますが。*1

 

さて、以上にて散々役者としての三森すずこさんについて語ってきたところではありますが、6/28のサプライズ演出(プロレスラーによる誕生日祝福ビデオレター)を喰らった三森すずこさんは、珍しく素が出てしまったのかなぁと思いました。完全にプロレスオタクの顔でした。

ステージ上では基本何かを演じきるのに全力な三森さんだけに、ちょっぴり素が垣間見えたのはのは本当に貴重でした。あのオタクっぽさが全部とっさの演技だとしたら役者としても最強だし、どっちにしても三森さん最強です。

 

近年盛んな声優のアイドル売り商法(サイン会や握手会といった接近イベント)よりも、
ライブステージの方が三森さんには間違いなく向いてるし、個人的には今の方向でそのまま突き進んで欲しいと思っております。

というのも、僕自身、声優さんが尊すぎて近づけない気持ちや、果たして声優さんはオタクに接近されることが楽しいのか?という思いがどうしても拭えず、接近イベントというものに対する適切な振る舞いを未だに掴み損ねている、というのもあります。*2

もちろん、個人のオタクとして認識されることの楽しさも(アフィリア等の他のオタクの話を聞くに)あるのだろうとは思いますが、それでも僕は名もなき一人のオタクとして応援するだけで十分と思っています。

 

それにしてもみも現場、女性率もどんどん増加しているし*3、ウェイでワイワイなオタクが多くて、なんかこう、もっとオタク!!!って人がいないものかなぁという思いがある。

まぁそんなの関係なくまたに足を運ぶんだろうけど。


何はともあれ、今年も三森さんのステージが見られて良かったと十分に思えるライブでした。

 

セトリ等は以下の公式レポをご参考に。(6/27と6/28分のみですが)

news.mynavi.jp

 

それにしても、他の某9人組ユニットとか某4人組ユニットとかの今後の活動はあるけど、ソロとしての活動は特に出演予定もないみたいだし、近くにアニタイもないし、今後どうなっていくんだろうという思いはあります。またアニマックスなりリスアニなりのフェスにも出てくれたらなぁとは思っているのですが、果たしてどうなるか…。

 

・蛇足

*1:ちなみに僕は三森さんのステージの一部になれるなら喜んでライトも消すし色も従う派です。

*2:接近するタイプのイベントには未だに3回しか行ったことはありません。

*3:「ミモリアンガールズ」はパンフでも使われる公式用語となったようです。