声優史学

声優さんとお酒

父親になったので、1ヶ月半の育休を取った話

この度、1/27に第1子(男の子)が誕生し、それに伴い1/31〜3/11の約1ヶ月半、育休を取って子育てにフルコミットしました。

いろいろと思ったことについてまとめます。

 

まとめ

・育児は理不尽であるがゆえ、体力以上にメンタルに来るし、母親ワンオペ前提とすべきではない(ノイローゼになる母親がいるのも無理はない)

・男性も育休を取るのがスタンダードになり、体力面・メンタル面で母親に負荷がかからないようになるといいね

 

育児をやってみて感想

・おむつ替えやミルクやりなどの育児タスク自体は、簡単で誰でもできる。

・しかし、「単純にこなすべきタスク量が多い」「夜中も授乳が必要なので睡眠が不規則になる」「突発的に泣いたり💩したりするので、休みたい時に休めない」「当然だが炊事や洗濯などの普段の家事も必要(むしろ洗濯の頻度は増える)」など、1人でこれをやれるかと言ったら無理だと思った(夫婦2人でも結構しんどい)

・2人体制で育児することで、体力面以上に、メンタル面でのサポートができた(と自負している)。例えば、おむつ替え中に💩を変な場所に飛ばす等の理不尽はよく起こるが、大人が2人いればしんどいね〜って話をしながら💩の始末ができるが、ワンオペだとただメンタルを消耗しそう。

(このメンタル面の理由で、我が家では深夜の授乳も育休期間は2人体制でした。仕事に復帰した後は、平日は嫁さんに任せる予定ですが…)


育休中の余暇時間

・余暇時間は、思った以上になかった。正直なところ、育休前は「普段できない勉強とか、積読崩すとかもしたいな〜」なんて甘く考えたが、結局そんな時間は全く取れなかった。確かに、日中で息子が寝てるタイミングは自分の時間がとれるが、最優先は仮眠による体力回復、次いで趣味(後述)で気力回復、という感じで、育児以外に体力気力を使う余裕はなかった。

・その趣味も「育児の合間を縫ってやる程度の活動」に格下げされるので、家の中で出来ない、まとまった時間が必要、他人と時間を合わせる…、などの趣味はいずれも続けるのが難しくなる。

・僕の場合は、アニメ視聴、ゲーム(中断が容易なもの*1)、Youtubeで動画を見る、くらいしかできなかった。動画は両手が塞がってても見れることもあり、YouTube視聴時間が爆増した(主にポケモン対戦動画を見ていた)。いずれにしても、赤ちゃんの様子を常に気にかける必要があるので、集中力を要さないもの、細切れにできるものしか出来なかった。

・余暇の話からは若干逸れるが、日本酒をほとんど飲まなくなり、代わりにビールを飲むようになった。日本酒はうっかり飲み過ぎてしまいがちなので、深夜の育児に影響する心配があるのと、一度に飲む量を減らす=飲むのに日数を要するので、無濾過生原酒は味が変わってしまう心配もあったので。一方、ビールであれば「1日1本」で区切って適量を楽しみやすく、味が落ちる心配もない。せっかくなので普段あまり飲まないクラフトビールを最近は開拓している。

 

あると便利だったもの

・バウンサー

babybjorn.jp

ゆらゆらさせることで赤ちゃんを落ち着けるアイテム…なのだが、実際に使ってみると💩を促進させる副作用もあるようで、例えば寝る前など💩してほしいタイミングでゆらゆらさせるという使い方もした。ちなみに、これとベビーベッドは購入よりレンタルの方が割安だったのでレンタルで手配した*2

 

・育児記録アプリ「ぴよログ」

www.piyolog.com

授乳やミルクの時間と量を記録することで「次の授乳まで1時間くらいあるから家事しよう」「20時にお風呂に入れたいから、次は17時くらいにミルクあげたいな〜」などの見通しや調整ができます。夫婦両方が同じデータを見られる(父親も自発的にチェックできる)のがポイント。

 

・親族向け写真共有アプリ「みてね」

mitene.us

両家の親族にそれぞれ写真を送るのは手間なので、アプリ上で両家親族を招待して、どんどん写真をアップロードしていた。今のところ毎日更新継続中。

 

・写真プリントサービス「ALBUS」

albus.is

写真はデータだけでなく物理でも残したいと思い、このサービスでピックアップしたものをプリントしてアルバムを作っている。

 

・ベビーカメラ「tapo」

www.tp-link.com

ベビーベッドに取り付けて、寝かしつけた後に起きていないかをモニタリングするのに利用。4000円程度と安価で、モニターは付属しないがiPad等にアプリをインストールすればウォッチできるので十分。

最後に

男性の育休取得率は年々上がっており、2020年は12.65%になったらしいが、依然として女性の81.6%とは大きな隔たりがあり、まだまだ父親の育休取得は世の中のスタンダードではない。*3

今後、男性も育休を取得すべきという風潮になっていくのだとは思うが、とはいえ今はまだ過渡期で、同時期に出産を控えているが、育休取得までは考えていないという人もまだまだ多いようだった(僕の周りで聞いた範囲だが)。

しかし実際に育休を取ってみて、嫁さんの負担を減らせたこと以上に、子どもの日々の成長を見守るのが楽しく、育休前後の引継ぎの大変さや収入面のマイナス等を差し引いても、取ってよかったと思った。

 

ということで、この体験談が誰かの参考になれば幸いです。