声優史学

声優さんとお酒

1/25 劇場版アイドルマスターを見てきた

アイマスに関してはTVアニメ以降の展開しかよく知らないにわかだけど公開初日に見に行ってきました。感想書きます。


・今回は「ミリオンライブ組の7人のアイドルが後輩として登場した」「春香がリーダーとして選出された」という2点がストーリー上の特筆すべき事項だったと思うんだけど、これが非常にいい味を出していたと思う。ミリオンライブ組がこんなにストーリーの根幹に関わってくるとは正直予想してなかった。リーダーとしての春香と美希、千早あたりの絡みも見どころ多かったけど、個人的には伊織が最も先輩然としていたように感じた。志保ちゃんとか結構損な役回りだったような気がするけど、裏を返せばアイドルマスターの世界でこういったシリアスなテーマを扱うには彼女のような765プロ外のキャラクターが必要になってくるわけで、そうやって考えると良く考えて作られているように思った。


・ライブシーン、本当に凄かった。もうここだけ10回くらい見たいって思っちゃうくらいに凄い。1曲フルという長い尺において、(他のアイドルものアニメのような)派手な演出に頼ることなく、リアルな「アリーナでのライブ」を表現するということに、徹頭徹尾こだわり抜いて作られていた。もちろん一人ひとりのアイドルにスポットを当てながらも、所々に会場を見渡すようなカメラワークを挿入して、会場全体の高まりまで余すところなく描写していた。
あと、今回ついにカメラが引くシーンでCGダンスが取り入れられていてちょっとうおってなりました。手描き→CGの切替えもかなり自然だったし、キャラのモデルはゲームのCGに凄く近い形になっていて(申し訳ないながらゲーム持ってなくてニコ動等で見ただけなんだけど)、もう本当にどれだけこだわりを持っているんだ…!と思いました。アイドルダンスシーンにおける手描き、CGの使い分けに関しては色々と思った所があったんだけど、この話を僕がすると長くなるので程々に。
TV版でも非常に良いライブシーンを作っていただけに、劇場版に際してライブシーンのファンのハードルは非常に高かったと思うんだけど、それを遥かに超えるレベルのものをリリースしてくるから本当にアイマススタッフは凄い。


矢吹可奈ちゃんマジ主人公だったんだけど、一緒に見に行ったミリオンライブガチ勢のPが「可奈ちゃんに大食い設定なんてなかったはず」って言ってた。僕はミリオンライブのゲームの方は全然遊んでないのでこのあたりはピンとこなかったのですが。


・劇場版のために書き下ろされた新曲多すぎるやろ…!こういうところで手を抜かずに全力投球できるなんて、本当にアイマスは良いコンテンツだなぁと思う。


ミリオンライブ組のキャラクターはどういう経緯でこの7人が選ばれていたんだろうか。イベントやラジオでよく出演するメンバーを中心に選ばれていたのだろうと予想したけど、だとすれば春日未来と最上静香がいないのはおかしい気がする。裏に声優プロダクションの営業戦争があったりするのだろうか。ミュージックレインが頑張ったのだろうか。


こうやって感想文を書くと特に感動した部分をフィーチャーしがちになってしまうんですけれど、一番強く感じたのは「元気が出る映画」っていう点でした。アイドルをやりたいからやる、という気持ちは大事。
もう一度見に行こうかなぁ。